文型の整理
中学の娘の試験がちょうど5文型が範囲だったので、今回は文型の整理をしてみます。
文例にはすべて Ob-La-Di, Ob-La-Da の歌詞を使っています。
まずは、基本のおさらい
第1文型 S+V SはVする
第2文型 S+V+C S=C
第3文型 S+V+O SはOをVする
第4文型 S+V+OI +OD SはOIにODをVする
第5文型 S+V+O+C SはO=C…Vする
S:主語、V:動詞、C:補語、O:目的語
第1、第2文型につかうのは自動詞、第3以降は他動詞を使う。
文型そのものは、上記のようにごく限られているので、実は英語はとても簡単な言語だけれども、それを複雑にしているのが、形容詞(句、節)、副詞(句、節)というもの。形容詞は、名詞を修飾する。副詞は動詞を修飾する。句とは、単語のあつまりで、全体として形容詞の役割を果たすものが形容詞句、副詞の役割をするものが副詞句とおぼえるとよい。また、節とはその中身が独立した文章の形態をしているもので、関係代名詞に導かれる形容詞節や接続詞に導かれる副詞節などがある。
この歌詞をこの文型に当てはめてみよう。中に形容詞句、形容詞節、副詞句、副詞節が入っているのであわせて解説してある。この文章が全部わかれば、五文型と形容詞句、節、副詞句、節はほぼ理解できると思う。
最初に歌詞の順番に文例をしめすので、その歌詞の文型を考えてみること。解説の直ぐ次に解答を書いておきます。全体として長い歌詞ではないので全部覚えてしまうとよい。
1.Desmond has a barrow in the marketplace
Desmond (主語S)は、a barrow (目的語 O) を has (述語動詞、目的語を伴うのでもちろん他動詞 V)。in the marketplace は、前置詞 in がついていて動詞 has を修飾している副詞句のため文型には関係ない。前置詞+名詞は、次の文章のように形容詞句になることもあるが、ここでは、a barrow を持っている (has) ことを修飾している(どこにもっているかを in the marketplace と限定して修飾している)ため、ここでは副詞句。
Desmond has a barrow in the marketplace
S + V + O
2.Molly is the singer in a band
これは、動詞がbe動詞でもちろん自動詞、Molly = the singer の関係が成り立ち、文型としてはS+V+C。in a band は、名詞the singer を修飾している形容詞句。ちなみに、文章の中で前置詞+名詞は、それが名詞を修飾していれば形容詞句(この文例)、動詞を修飾していれば副詞句(前の文例)。
Molly is the singer in a band
S + V + C
3.Desmond says to Molly, “girl I like you face”
これはちょっと難しい。to Molly が前置詞(to)+名詞(Molly) で、動詞says を修飾する副詞句になり、文型に関係ないことをまず理解すること。次に目的語はどれかというと、”girl I like you face” という呼びかけの言葉全体が文節として目的語となっている。本来はこのように double quotation (“ “)でくくるべきだが、歌詞では入っていない。
Desmond says to Molly, “girl I like you face”
S + V + O
4.And Molly says this as she takes him by the hand
S +V +O
And は接続詞なので、文型に関係なし。Molly が主語で、前の文と同じく says が述語動詞。代名詞 this がここでは目的語。「そして彼女はこれを言う」という意味。as 以下は同時性を表す接続詞 as でつなげられて副詞節を形成している。独立した文章と考えて文型を分類すると、
as she takes him by the hand
S + V + O
by the hand がtakes を修飾している副詞句であることに気がつけば、文型は直ぐにわかる。ここの文章全体は、
And Molly says this as she takes him by the hand
S +V +O 、 副詞節(S+V+O)
という構造で、副詞節の接続詞以下がひとつの文章で、中身は主節と同じ文型。
And Molly says this as she takes him by the hand
S +V +O
5.Ob-la-di, ob-la-da,
Life goes on, bra
La la how the life goes on
まえに解説したのと同じように、歌詞なので余分なスキャットをはずすと、次のようになる。
Life goes on how the life goes on
goes on の on はgoes を修飾している副詞で「ずっと」という意味。したがってここの文型は、S+V
次に、副詞節の中身だが、
how the life goes on
文頭の how は、副詞だが接続詞的用法。
Life goes on how the life goes on
S + V 副詞節(S+V)
6.Desmond take a trolley to the jewelers store
これは to 以下が副詞句であることに気がつけば簡単。
Desmond take a trolley to the jewelers store
S V O 副詞節
7.(He) Buys a twenty carat golden ring, (rin-ring)
文頭のHe (つまり主語)が省略されていること、twenty carat golden が a ring を形容する長い形容詞のつながりであることがわかれば簡単
(He) Buys a twenty carat golden ring, (rin-ring)
S V O
8.(He) Takes it back to Molly waiting at the door
この文章も、主語のHeが省略されていることと、前置詞to 以下が副詞句であることに気が付けば全体の文型は簡単。ただし、to Molly waiting at the door は、前置詞 to に導かれる副詞句の中に、現在進行形 ing で導かれる形容詞句(waiting at the door)(Mollyという名詞を修飾しているため形容詞句)が重なった構造になっていることに注意。
(He) Takes it back to Molly waiting at the door
S V O 副詞、副詞句
9.And as he gives it to her she begins to sing (sin-sing)
これは、副詞節が前にきていて、全体の文章の主文は、後半のshe begins to sing であることに注意。
And as he gives it to her she begins to sing (sin-sing)
副詞節(S+V+O、副詞句) S V 副詞句
10.Yeah, In a couple of years they
have built a home sweet home
With a couple of kids running in the yard
of Desmond and Molly Jones
これは長いけれども、文章としてはひとつの文章になっている。まず、文頭のYeah は、Yes の口語形。品詞は副詞。
In a couple of years は、全体として前置詞(in)+名詞句(a couple of years)で、後続の動詞(ここでは完了形を表すhave + 過去分詞)have built を修飾する副詞節を形成している。主文は、
They have built a home
S + V + O
で、目的語 a home を次の sweet home で修飾している。ここは、(which is a ) sweet home というのと同じ意味なので関係代名詞に導かれる形容詞句。もちろん、通常の文章でこのような主語となる関係代名詞の省略は行わない。
With a couple of kids running in the yard of Desmond and Molly Jones. は全体が長い形容詞句でまず、先行する a home (= sweet home)を前置詞with +名詞句(a couple of kids)で修飾している。次に、a couple of kids を現在進行形の running で始まる形容詞句でさらに修飾している。
ついでにいうと、the yard of Desmond and Molly Jones も、the yard を 所有を表す前置詞of +名詞句で修飾した形容詞句になっている。
10.Happy ever after in the market place
Desmond lets the children lend a hand
Molly stays at home and does her pretty face
And in the evening she's a singer with the band
これは、4つの文章がつながったもの。
Desmond lets the children lend a hand
S + V + O 形容詞句
Molly stays at home
S + V
and (she) does her pretty face
S + V + O
she's a singer with the band
S+V + O 形容詞句
4つとも主文で、それぞれが独立している。この4つをつなぐために、2番目と3番目、3番目と4番目の文章の間に、接続詞 and を持ってきている。つまり、A,B and C and Dという構造。この4つの主文すべてを最初の Happy ever after in the marketplace という副詞句が修飾している。時を表す副詞句は、動詞というよりも文章全体を修飾していると考えたほうがよいことがある。その意味で、主語よりも先に副詞句がくることがある。
11.And if you want some fun
take Ob-la-di-bla-da
And はもちろん接続詞。If you want some fun は、接続詞 if に導かれる副詞節。文型は、S+V+O
主文は命令形なので、主語you が省略されている。述語動詞はもちろん take で、目的語が Ob-la-di-bla-da
オブラディ・オブラダ
デズモンドは市場に屋台を出している
モリーはバンドの歌手
デズモンドはモリーにいう
君の顔が好きだよ
するとモリーはデズモンドの手をとって言う。
* オブラディ・オブラダ
先は長いわ、ララ
ララ、まだまだ人生は続く
オブラディ・オブラダ
人生は続くよ、ララ
ララ、何があっても人生は続く
デズモンドはトロリーに乗って宝石店へ
20カラットもある金の指輪を買いこんだ
ドアのそばで待っているもリーにそれを渡した
受け取りながら、モリーは歌い始めた
くり返し*
**一緒になって、やがて2年
二人は甘い愛の巣をかまえた
庭先では二人の子供が走っている
もちろんデズモンドとモリーの子供さ
やがて、市場には幸福があふれ
デズモンドは子供たちに手伝わせて大繁盛
モリーは家で化粧に精を出し
夕方になるとバンドと一緒に歌いだすのさ
くり返し*
やがて、市場には幸福があふれ
モリーは子供たちに手伝わせて大繁盛
デズモンドは家で化粧に精を出し
夕方になるとバンドと一緒に歌いだす
くり返し*
さあ、君も楽しみたいなら、オブラディ・オブラダをやってごらん
2004年12月27日
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