以前、一番上の娘がwhat の用法を聞いてきました。ちょうど、関係代名詞を習っていた最中だったと思います。
Don't ask me what I want it for.
この what が何かというものでした。このwhat は、疑問詞(疑問代名詞)。
ちなみに、what は関係副詞にはならないから、注意すること。
関係代名詞の目的は共通の名詞をもつ二つの文をひとつにつなげること。
この分は疑問文をそのまま文章の中の目的格に持ってきただけで、二つの文章をつなげたものではない。
下の文章で考えてみる。
This is the thing.(これがそのものだ)
I need the thing.(私はそのものが必要だ)
この二つの文章を関係代名詞を使って一つの文にすると、
This is the thing that I need.(これが私が必要なものだ)
さらにこれを先行詞(この場合は、the thing)を含む関係代名詞 what を使って書くと、
This is what I need.(これが私が必要なものだ)
ここの what には、何の?というような意味はなく、先行詞(the thing)を含んだ
〜ところのものという意味になる。(具体的には、私が必要としているところのもの)
一方、もともとは疑問文である次の文章を
What do I want it for? 私は何のためにそれが必要か?
引用文の形で書くと
Don't ask me "What do you want it for?"
これをさらに地の文(引用符をはずして)にして
Don't ask me what I want it for?(何のために必要かなんて聞くんじゃないよ)
といっただけで、この what には、何、何の、何がという疑問の意味が完全に残っている。
ちなみに、関係副詞と呼ばれるものは、
"when:時"
"where:場所"
"why:理由"
"how:方法"
の4種類。
典型的な先行詞(あまりにも当たり前すぎて、省略される場合が多い)と組み合わせてみると
"(at the time) when"
"(in/at the place) where"
"(by the reason) why"
"(by the way) how"
なぜ関係副詞と呼ばれるのかというと、2つの文をつなぐときに、「前置詞+名詞」つまり、副詞句の部分が変わってできるから。つまり、名詞が変わってできるのが「関係代名詞」。副詞が変わってできるのが関係副詞という、当たり前の名前が付いているだけ。
what が関係代名詞として使われるときには for what 〜という表現になっていることもあり、「〜の目的で、〜のために」という風に副詞節になっているように思えるけれど、前置詞 for は残っていて、他の例のように前置詞が一緒になっているわけではないことに注意。
関係副詞になるものは、at when (×)in where (×) 等とはいわないことに注意。関係副詞自体が at や in の意味を含んでいるので、これらの前置詞はつけない。
2005年05月08日
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